社会医療法人 松柏会 至誠堂総合病院

生理検査

心電図検査

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、不整脈などの伝達障害、心肥大・拡大などの有無を調べます。
ベッドの上で横になり両手、両足、胸に電極をつけて検査します。検査にかかる時間は5分程度ですが、医師の指示で長く記録することもあります。
その他に負荷心電図検査、ホルター(24時間)心電図検査なども行っています。

呼吸機能検査

肺の働きを調べる検査です。肺の大きさや働き、また気管支が狭くなってないかなどを調べる肺機能検査と、酸素などのガスを用いて、より詳しく肺の状態を調べる精密肺機能検査を行っています。
肺機能検査にかかる時間は個人差や検査内容によりますが、15~60分程度です。精密肺機能検査は2時間程度かかります。

時間内歩行試験

指にパルスオキシメーターと呼ばれる機器を取り付け、歩行中の心拍数と血液中に溶け込んでいる酸素値を記録しながら、なるべく速く6分間平地を歩行していただきます。
パルスオキシメーターに記録された値と、6分間で歩行した距離、患者さんの足の疲れなどを総合的にみて、運動耐容能を評価する検査です。

超音波(エコー)検査

超音波検査(エコー検査)は人には聞こえない数MHz~十数MHzの高い周波数の音波を使い、身体の状態を検査します。身体に害がなく簡便で、繰り返し行える検査です。 
現在、主に腹部、乳腺、甲状腺を行っています。
また医師により心エコー、頸動脈エコーも行われています。

脳波検査

脳の神経細胞から発生する電気活動を、頭皮上の電極で記録します。
頭や耳、手に電極を付け検査します。
てんかん、脳血管障害、脳炎、髄膜炎、脳腫瘍、頭部外傷、頭痛、精神疾患などが疑われるときに検査します。検査にかかる時間は、医師の依頼内容により変わってきますが1時間~1時間30分程度です。

睡眠時無呼吸検査

夜間睡眠時における呼吸の停止や血液中の酸素濃度の低下を発見するための検査です。
検査法は、簡易検査法と精密検査法の2種類あり、精密検査法は1泊の入院を要しますが、簡易検査法は自宅で手軽に検査できます。

血圧脈波検査

上腕と足首の血圧の比較や脈の伝わる速さなどを調べることにより、動脈硬化の程度や血管年齢(血管の弾性)を測定します。
検査を始める前に血圧や脈を安定させるため20分程度安静にしていただきます。その時間も含めて検査にかかる時間は30分程です。

眼底検査

目の奥の血管や網膜を撮影する検査です。血管や網膜の状態などから、緑内障のスクリーニング、高血圧や糖尿病の病期判定などを行います。
検査にかかる時間は数分です。

神経伝導速度・聴性脳幹反応検査(ABR)

神経伝導速度は、手足の運動神経・感覚神経の刺激が神経の中を伝わる速度を測定する検査です。電気で皮膚を刺激するために、やや痛みを伴う検査ですが体に害があるものではありません。検査に要する時間は20~50分程です。
聴性脳幹反応検査(ABR)とは脳波で聴力を見る検査です。ヘッドフォンを両耳にあてカチカチと大きめの音を聞いていただき、脳の音を聞く働きのどの部分に問題があるかを見つけます。検査に要する時間は20~30分程です。